10/17(金) 山上 渡 × 金 理有 × モデレーター山越紀子
11/1(土)
土屋公雄 瀧健太郎
武蔵野美術大学 建築学科 設計計画Ⅲ-2 土屋・瀧スタジオ
東京散歩「場所のもつ記憶と力」
銀座、日本橋、丸の内、皇居周辺
講師 土屋公雄 瀧健太郎
● 場についての考察。”場”とは、それぞれのメディアや関わり方によって多様な解釈を生むが、それぞれが独自のアプローチによって交差するところを”場”と捉え、そこから新たなる表現を創造する。
● 大都市東京は他に類を見ない程複雑で、流動的且つ個性的な都市である。この不思議な構造をもつ東京を、縄文地図を持ち、垂直的な時間軸と連続しながら散策・考察することで、見慣れたはずの東京の相貌が、また別な視点で捉えられるのではないか。我々の足元には様々な神話的時間が流れている。遠い過去の記憶と現在を一つに結びつけることも創造的冒険である。
本セミナーでは、武蔵野美術大学建築学科3年生による上記課題の公開プレゼンテーションと講師によるディスカッションを行なう予定です。
土屋 公雄(つちや きみお)
1955年福井市生まれ。現在千葉県柏市の森の中にアトリエをかまえ、「所在」や「記憶」をテーマに、解体された家屋の廃材や灰を素材とした作品は国際的な現代美術展へも数多く出品。さらに世界各地より招待され、その土地や人々の記憶を刻むパブリックアートなどの彫刻作品を制作。国内では東京空襲犠牲者追悼の平和モニュメントや、東京駅正面の丸ビル・エントランスに設置されたモニュメント制作でも知られている。近年は「場」や「地域」の歴史・文化や環境に関わる、サイトスペシフィックなアートプロジェクトを展開している。現在、愛知県立芸術大学教授、武蔵野美術大学客員教授、日本大学芸術学部客員教授を務めている。