10/17(金) 山上 渡 × 金 理有 × モデレーター山越紀子
小松宏誠
1階エントランス THE MIRROR作品について/清水敏男
作家名:小松宏誠+三好賢聖
しなやかに動くガラスの生き物、イルカのように呼吸するガラスの物体。(ときおりイルカのように輪の気泡を吐く)彼らは生命体ではないが、空気の働きによってあたかも生きているように動く。
空気の出方はシンプルだが、その結果は複雑である。森羅万象はひとときとして同一ではなく常に変化し続けている。単純な動きが、膨大な細胞で構成された生命の複雑な動きを生み出す。しかし彼らの泳いでいる環境は酸性の海であり、実際の生命は生存し得ない死の海なのだ。
小松は鳥をテーマに作品を制作している作家である。鳥はかつて地球を支配していた恐竜の生き残りだ。ガラスの「生命体」は人類の次の生命を予言するのだろうか。
Lifelog_chandelier_2.2
2013
Lifelog_glider
2014
助成:平成25年度メディア芸術クリエイター育成支援事業(文化庁)
Supported : Project to Support the Nurturing of Media Arts Creators 2013 (Agency for Cultural Affairs)
Wearing Light
ISSEY MIYAKE × Kosei Komatsu
2014
photo:Shin Inaba
コラボレーションアーティスト
三好 賢聖
Kensho Miyoshi
1990年生まれ。東京大学卒業後、東京大学大学院航空宇宙工学専攻の修士課程に在籍中。2014年、情報処理推進機構よりスーパークリエータ認定を受ける。知能工学研究室にて超小型飛行ロボット「Phenox」のインタラクティブな表現メディアとしての可能性を追究する。テクノロジーについての知見を元に「ふるまい」や「時間」をテーマに制作を行う。
http://miyoshikensho.com